最近使ってない真空管アンプについて
- 2021/05/16
- 00:56
やや出力不足は否めないものの,球アンプはシングルが好きなのである。KT88を3結で試したことがあるが,音質がダメダメだった。10W程度が得られる300Bは,オーディオアンプ用の球としては筆頭に上がるが,当時から高嶺の花だった。UV211や804と言った大きな送信管は,シングルでも20W台が出せるのでものであるが,B電圧が1,000V程度になり,感電で死ぬ恐れが高い。
ビビリで貧乏な俺は,諸々の状況から2A3に落ち着いた。実際,改造中や調整中に何度も感電している。幸い,2A3のB電圧は300Vちょっとなので,電源がオフになっていれば死ぬことはないが,電源のケミコンに溜まった電力だけでも,バシッという大きなリーク音と火花ともに,端子に触った指の皮膚には孔が開いたり水ぶくれになる。
当時憧れたのは,無帰還のA級アンプ。無帰還とは,NFBが掛かっていない,所謂,裸アンプというやつだ。かつて無線と実験という月刊誌にあったこの回路を見て作ることにした。実は2A3はプッシュプルで作ったことがあるが,低域に力感がなく,物の足りなかった。そのアンプは出力が5~6Wで設計されていた。今も手元にあるシングルは3W前後しかない。なのになぜシングルにしたかと言えば,イントラドライブの回路であったからだ。
ビビリで貧乏な俺は,諸々の状況から2A3に落ち着いた。実際,改造中や調整中に何度も感電している。幸い,2A3のB電圧は300Vちょっとなので,電源がオフになっていれば死ぬことはないが,電源のケミコンに溜まった電力だけでも,バシッという大きなリーク音と火花ともに,端子に触った指の皮膚には孔が開いたり水ぶくれになる。
当時憧れたのは,無帰還のA級アンプ。無帰還とは,NFBが掛かっていない,所謂,裸アンプというやつだ。かつて無線と実験という月刊誌にあったこの回路を見て作ることにした。実は2A3はプッシュプルで作ったことがあるが,低域に力感がなく,物の足りなかった。そのアンプは出力が5~6Wで設計されていた。今も手元にあるシングルは3W前後しかない。なのになぜシングルにしたかと言えば,イントラドライブの回路であったからだ。