コンデンサーという部品
- 2021/05/21
- 02:17
下駄の歯のような2本線の記号がコンデンサーである。現物は下の写真のように色々な形状やサイズのものがある。このアンプは,できるだけ構造を単純にすることで音質を上げる狙いがあるとはじめに書いた。
Wikiより引用

どのアンプでも,それぞれの段は,通常は,カップリングコンデンサーで繋げられ,信号はそれを通って出力段まで進む。その名の通り,回路と回路をカップリングする訳である。なので,今回のような3段式の回路のアンプの場合,2個のカップリングコンデンサーが使われるのが通常である。
今回のようなイントラを使う場合や,コンデンサーを使わずに段を繋ぐ直結アンプというものもあり,直結は人気高く,それほど珍しい構成ではない。
なぜ,必須部品と思われるこのカップリングコンデンサーを避ける回路が存在するかとう言うと,この部品は直接信号が通過するため,音への影響が大きいとされ,そのため,直結したり(ただ省けばよいという訳では当然ない),イントラを使ったりする訳である。
多くの場合,このカップリングコンデンサーにはフィルムコンデンサーが使われ,安いものなら数百円,オーディオ用と称する高いものでも千円台で買える。50年程前まではオイルコンデンサーというものが使われることもあったが,有害なPCBが使われていたが,現在PCBは使用禁止となっているので,今では当時物の生き残りの古いもの以外は存在しない。
コンデンサーという部品は,もともと低周波(直流)を通さずに,高周波(交流)だけを通す性質がある。また,容量が大きいものは蓄電出来るので,整流後の脈流を平滑して,綺麗な直流とする為に電源回路で使われる。電源関係で使われるコンデンサーは,電解コンデンサー(ケミコン)と呼ばれる。電解コンデンサーは熱に弱く,一般的に,他の電子素子よりも寿命が短い。ちなみに,パソコンのマザーボードや電源の通常使用での故障の殆どは,電解コンデンサーの劣化である。中の電解液が漏れたり,ケースが破裂することもある。
アンプという装置は,素子自体は直流で作動するが,増幅が必要な音声信号というのは交流である。回路中ではそれらは混じって流れている。場所によっては,それらの一方だけを取り出したり,流れなくするのに,コンデンサーが使われる。交流(音声信号)だけを通過させるコンデンサーをカップリングコンデンサーと呼び,不要な交流分をアースへ流す役割を持つコンデンサーは,デカップリング・コンデンサー(またはパスコン=バイパスコンデンサー)と呼ばれる。
スイッチのオン・オフ時のスパークノイズを軽減するためには,セラコン(セラミックコンデンサー)が使われることが多い。コンデンサーはその素材によって数種類があるが,壊れやすいのは電解コンデンサーである。また,コンデンサーには耐圧というのがあるので,使用する回路に合わせた耐圧のコンデンサーを選ぶ必要がある。
ちなみに,2Wayのスピーカーで,ツイターにコンデンサーが直列に入れられるのは,このカップリングコンデンサーの役目と同じで,コンデンサーの容量を変えることで,設定した周波数以上だけを通すようにするためである。
逆に,先のコイルというのは,低い周波数だけを通すので,ウーハーに接続される。スピーカーシステムでは,通常これらが組み合わされ,その装置は,ネットワークと呼ばれる。
Wikiより引用

どのアンプでも,それぞれの段は,通常は,カップリングコンデンサーで繋げられ,信号はそれを通って出力段まで進む。その名の通り,回路と回路をカップリングする訳である。なので,今回のような3段式の回路のアンプの場合,2個のカップリングコンデンサーが使われるのが通常である。
今回のようなイントラを使う場合や,コンデンサーを使わずに段を繋ぐ直結アンプというものもあり,直結は人気高く,それほど珍しい構成ではない。
なぜ,必須部品と思われるこのカップリングコンデンサーを避ける回路が存在するかとう言うと,この部品は直接信号が通過するため,音への影響が大きいとされ,そのため,直結したり(ただ省けばよいという訳では当然ない),イントラを使ったりする訳である。
多くの場合,このカップリングコンデンサーにはフィルムコンデンサーが使われ,安いものなら数百円,オーディオ用と称する高いものでも千円台で買える。50年程前まではオイルコンデンサーというものが使われることもあったが,有害なPCBが使われていたが,現在PCBは使用禁止となっているので,今では当時物の生き残りの古いもの以外は存在しない。
コンデンサーという部品は,もともと低周波(直流)を通さずに,高周波(交流)だけを通す性質がある。また,容量が大きいものは蓄電出来るので,整流後の脈流を平滑して,綺麗な直流とする為に電源回路で使われる。電源関係で使われるコンデンサーは,電解コンデンサー(ケミコン)と呼ばれる。電解コンデンサーは熱に弱く,一般的に,他の電子素子よりも寿命が短い。ちなみに,パソコンのマザーボードや電源の通常使用での故障の殆どは,電解コンデンサーの劣化である。中の電解液が漏れたり,ケースが破裂することもある。
アンプという装置は,素子自体は直流で作動するが,増幅が必要な音声信号というのは交流である。回路中ではそれらは混じって流れている。場所によっては,それらの一方だけを取り出したり,流れなくするのに,コンデンサーが使われる。交流(音声信号)だけを通過させるコンデンサーをカップリングコンデンサーと呼び,不要な交流分をアースへ流す役割を持つコンデンサーは,デカップリング・コンデンサー(またはパスコン=バイパスコンデンサー)と呼ばれる。
スイッチのオン・オフ時のスパークノイズを軽減するためには,セラコン(セラミックコンデンサー)が使われることが多い。コンデンサーはその素材によって数種類があるが,壊れやすいのは電解コンデンサーである。また,コンデンサーには耐圧というのがあるので,使用する回路に合わせた耐圧のコンデンサーを選ぶ必要がある。
ちなみに,2Wayのスピーカーで,ツイターにコンデンサーが直列に入れられるのは,このカップリングコンデンサーの役目と同じで,コンデンサーの容量を変えることで,設定した周波数以上だけを通すようにするためである。
逆に,先のコイルというのは,低い周波数だけを通すので,ウーハーに接続される。スピーカーシステムでは,通常これらが組み合わされ,その装置は,ネットワークと呼ばれる。