久しぶりに例の球アンプのはなし
- 2021/06/11
- 23:36
我が家の球アンプの話に戻ると,元々はマッキントッシュC22型の自作のイコライザ(RIAA)を使っていたので,それに供給する電源をパワーアンプからもらうことにした。そのため,このパワーワンプには安定化電源を載せた。
回路図は下のようなもので,大好きな5Z3を整流管に選んだ。特性的には5U4などの方が優れているが,好きなものは仕方がない。放電管の0A3は寸胴型とこけし型があって,こけし型が好きだ。後は,双三極管の6080と五極管の6AG7である。ということで,球数としてはアンプ部と同じになった。このアンプのトランスはオールタンゴ製だ。タンゴというメーカーは,俺がアンプ作りから離れている間に,倒産したか,トランス製造を辞めたようで,現在は存在しない。しかし,別のところが,ライセンス製造として引き継いでいるようだ。

この定電圧回路の手前からパワーアンプに生の電源を供給し,プリ(イコライザ)アンプへは安定化した電源を供給している。勿論,パワーアンプ単独での作動は問題ないが,プリはこのパワーアンプがないと稼働しない。
こういうことを書いていると,久々に球アンプに灯入れをしてみたくなるが,真冬なら良いが,この季節はそれでなくても暑い上に,PCからの排熱があるので,更に以上室温を上げる球アンプは如何なものかと...
最後に使った頃は,SRMのエッジが硬いままであった為,38㎝ウーハーとは思えない貧相な低域であったので,元々NFBゼロの裸アンプの抜けがいい高域が目立ちうるさかった。
少し前に,必殺ブレーキフルード塗布でスピーカーのエッジを軟化させたので,通常使っているデノンのデジタルアンプでも,かなり低域の量感が増し,F0も下がっているのが判る。
ちなみに,年寄りには悪口が届く。なぜなら,歳ともに生じる聴力の劣化は,主に高域で発生し,実際モスキート音は40代くらいから聞こえなくなるのは前にも書いた通りで,反面低域は相対的に聞こえやすくなる。なので,コソコソ・ボソボソとヒソヒソ声で言う悪口は聞こえやすいのだ,と聞いたことがある。
ともあれ,エッジを軟化させて以降は,球アンプをつないでないし,デノンのDAコンバータを直接球アンプに繋いだこともないので,果たしてどんな音が出てくるか非常に楽しみではある。
ちなみに,このパワーアンプは,歪率2.5%位で3~3.5wの出力が得られ,10w前後のクリップまで良好な直進性が保たれた優れた特性をもつ。これはイントラの恩恵であるのだろう。聴感上もそのトランスの存在は絶大で,オンキョウのFRX20を自作バスレフ箱に入れたものをつないでいたアナログ時代は,CR結合の2A3ppや300Bシングルのアンプよりも量感・力感に溢れた低音が出ていたのが自慢だった。
完成してから久しいが,ケミコン類は健在だろうか。液漏れなどはないだろうが,音像がぼやけて来るのは仕方がない。四の五の言ってないで,繋げば判る話だ。
ただ...アンプが歳を取るということは,自分も歳を取ってしまっている訳で,絶対的に重い球アンプは,今の衰えた筋肉には,相対的に倍くらい重くなっている。確か30kg弱あったと思うが...先日移動しようとしたが,持ち上げるのが大変だった...orz
回路図は下のようなもので,大好きな5Z3を整流管に選んだ。特性的には5U4などの方が優れているが,好きなものは仕方がない。放電管の0A3は寸胴型とこけし型があって,こけし型が好きだ。後は,双三極管の6080と五極管の6AG7である。ということで,球数としてはアンプ部と同じになった。このアンプのトランスはオールタンゴ製だ。タンゴというメーカーは,俺がアンプ作りから離れている間に,倒産したか,トランス製造を辞めたようで,現在は存在しない。しかし,別のところが,ライセンス製造として引き継いでいるようだ。

この定電圧回路の手前からパワーアンプに生の電源を供給し,プリ(イコライザ)アンプへは安定化した電源を供給している。勿論,パワーアンプ単独での作動は問題ないが,プリはこのパワーアンプがないと稼働しない。
こういうことを書いていると,久々に球アンプに灯入れをしてみたくなるが,真冬なら良いが,この季節はそれでなくても暑い上に,PCからの排熱があるので,更に以上室温を上げる球アンプは如何なものかと...
最後に使った頃は,SRMのエッジが硬いままであった為,38㎝ウーハーとは思えない貧相な低域であったので,元々NFBゼロの裸アンプの抜けがいい高域が目立ちうるさかった。
少し前に,必殺ブレーキフルード塗布でスピーカーのエッジを軟化させたので,通常使っているデノンのデジタルアンプでも,かなり低域の量感が増し,F0も下がっているのが判る。
ちなみに,年寄りには悪口が届く。なぜなら,歳ともに生じる聴力の劣化は,主に高域で発生し,実際モスキート音は40代くらいから聞こえなくなるのは前にも書いた通りで,反面低域は相対的に聞こえやすくなる。なので,コソコソ・ボソボソとヒソヒソ声で言う悪口は聞こえやすいのだ,と聞いたことがある。
ともあれ,エッジを軟化させて以降は,球アンプをつないでないし,デノンのDAコンバータを直接球アンプに繋いだこともないので,果たしてどんな音が出てくるか非常に楽しみではある。
ちなみに,このパワーアンプは,歪率2.5%位で3~3.5wの出力が得られ,10w前後のクリップまで良好な直進性が保たれた優れた特性をもつ。これはイントラの恩恵であるのだろう。聴感上もそのトランスの存在は絶大で,オンキョウのFRX20を自作バスレフ箱に入れたものをつないでいたアナログ時代は,CR結合の2A3ppや300Bシングルのアンプよりも量感・力感に溢れた低音が出ていたのが自慢だった。
完成してから久しいが,ケミコン類は健在だろうか。液漏れなどはないだろうが,音像がぼやけて来るのは仕方がない。四の五の言ってないで,繋げば判る話だ。
ただ...アンプが歳を取るということは,自分も歳を取ってしまっている訳で,絶対的に重い球アンプは,今の衰えた筋肉には,相対的に倍くらい重くなっている。確か30kg弱あったと思うが...先日移動しようとしたが,持ち上げるのが大変だった...orz