TANNOY SRM15 (6)
- 2021/04/04
- 20:22
本題のSRM15というのは,これまで書いて来たタンノイの音作りの中にあって,JBLキラーと称された音色を持つ。JBLを意識したものであったかは知らない。だが,タンノイ=クラシック再生,JBL=ジャズ再生とされた当時,SRM15は殆ど売れなかった。JBL好きはタンノイの音をバカにしていたし,タンノイ好きは,異端児として敬遠したからだ。
確かにタンノイの中にあって,はっきりした音の輪郭を再現出来るシステムは,当時これだけであったかも知れない。当時の全部のタンノイを聴いた訳ではないのでなんとも言えないが。
それでも,JBLキラーというほどには,音がシャシャリ出て来る訳ではない。臨場感は同じようにはあるのだが,力感というか突っ張り感(って何?)というか,やはりアメリカンではなくブリティッシュなテイストなのである。ようわからんと曖昧な感覚的表現になるのだが,はっきり言えば,やはりジャズにはJBLの方が向いているかも知れない,と言うことになる。
押し売り感とも言える音の張り出しが嫌でなければ,JBLで決まりだが,自分としては,ジャズであってもSRMから出てくる音の方が好みである。聴き易く疲れないのである。
逆に,JBLではクラシックは聴けない。別の表現をすれば,JBLはある程度部屋が広く,至近距離使用のモニターと言えど,ある程度距離が取れないとウルサイ。一方のSRMは狭い部屋で1m以内の直近でも心地よく聴いていられる。単にマロヤカと言う訳でもない。ジャズのラッパの音などは耳垢がこぼれ落ちるほど鋭く突き抜ける。低音も腹に響く。しかし,JBLのように強張った音ではないので,聴き疲れがないのだ。
繰り返すが,ここで書くJBLとは432●や433●シリーズなどの当時のモニターを指す。
確かにタンノイの中にあって,はっきりした音の輪郭を再現出来るシステムは,当時これだけであったかも知れない。当時の全部のタンノイを聴いた訳ではないのでなんとも言えないが。
それでも,JBLキラーというほどには,音がシャシャリ出て来る訳ではない。臨場感は同じようにはあるのだが,力感というか突っ張り感(って何?)というか,やはりアメリカンではなくブリティッシュなテイストなのである。ようわからんと曖昧な感覚的表現になるのだが,はっきり言えば,やはりジャズにはJBLの方が向いているかも知れない,と言うことになる。
押し売り感とも言える音の張り出しが嫌でなければ,JBLで決まりだが,自分としては,ジャズであってもSRMから出てくる音の方が好みである。聴き易く疲れないのである。
逆に,JBLではクラシックは聴けない。別の表現をすれば,JBLはある程度部屋が広く,至近距離使用のモニターと言えど,ある程度距離が取れないとウルサイ。一方のSRMは狭い部屋で1m以内の直近でも心地よく聴いていられる。単にマロヤカと言う訳でもない。ジャズのラッパの音などは耳垢がこぼれ落ちるほど鋭く突き抜ける。低音も腹に響く。しかし,JBLのように強張った音ではないので,聴き疲れがないのだ。
繰り返すが,ここで書くJBLとは432●や433●シリーズなどの当時のモニターを指す。