実はこれまで敢えて外していたのだが...
- 2021/08/24
- 12:42
現役で活動している日本人女性歌手で,俺のベスト3にはいるのが竹内まりやぜよ。作詞作曲歌唱のアーティストでは,間違いなくNo.1だぜ。手っ取り早く,エッセンスを聴くなら,「デニム」と「ターンテーブル」というアルバムがお薦めぜ。
天才的な音の感性の持ち主のまりやと,天才的な音創り職人の達郎の夫婦は日本音楽界の財産だぜ。共にその声と歌唱力は素晴らしい。
これらの演奏で非常に良い響きを添えるサックスの土岐英史氏が今年亡くなったぜ。とてもクールでカッコいい音でホットに演奏してくれる名手だった。合掌。
色んな声質の歌手に合わせて作ったバラエティに富んだ曲調が愉しめる。そして何年かするとセルフカバーしてるのがよいのぜ。ここでは,俺のまりやベストと言える同じような曲調の6曲を選んだぜ。別の曲調のものはまたいずれな。
真理を表現するのが芸術で,その意味から彼女の曲と歌詞は芸術に違いない。多分,時間の流れにも打ち勝つだろう。多分,こういうクリエイターは,作詞作曲中は,極めてクールに,客観的にその仕事をしているのだと思う。自分が表現するのではなく,作品に表現させるというのは容易いことではない。
マンハッタン・キス(1992) 初期のサウンドが心地よい。彼女の詞は,どれもドラマが目の前で展開される。
ノスタルジア(2001) ボサノバ調のマイナーな曲は,多数ある彼女の極のひとつぜ。
終楽章(2007) 旅情を感じるぜ。深い慈しみを感じるぜ。この女心,身に沁みるぜよ...。
夜景(1986) これもボサノバ調の極にある一曲ぜ。多分こういった内容のリリックは,歳を重ねたほうが感性が磨かれる。
返信(2006) 男女の愛を歌う彼女は,この曲ではその愛と,その愛を越えた愛を歌っている。世の中には救われないことが多すぎる。映画の主題曲ぜ。
明日のない恋(2007) もう,ラテン調は困るねぇ。これも良いPVがあったんだが,消されたね。悲しい内容をメジャーな曲調。