「'80 ザ・カセットテープ・ミュージック」以上の音楽バラエティ番組を俺は観たことがなかった...
- 2021/10/09
- 22:40
マキタスポーツとスージー鈴木の音楽番組。現在の音楽番組で唯一価値があると思っていたBS12のこの番組がスポンサー難で終了となった。ふたりのゆるぅ~い乗りと,的確で高度な音楽構造を分析する内容は,音楽を聴くしか能のない俺にも,とても興味深く,音楽を別の角度から知ることが出来た。特にマキタの軽妙な喋りは秀逸だ。自称芸人と大手を振ってテレビに出ている話芸のないひな壇芸人は,さっさとこの業界から退散して欲しい。
このような価値があり他に例のないサブカルバラエティ番組を継続しないテレビに,もはや未来はない。自堕落な日本音楽界も衰退の一途をたどるだろう。ユーチューブでもいいので,俺は復活を切に希望するのだぜ。
で,タイトルと上記導入とは全く関係ないのがこれから始まる。まぁ,80年代という共通点はあるが。
松田聖子
1980年にデビューし,歌唱力を持ったアイドルとして,また元祖ぶりっ子として,良くも悪しくも日本歌謡界を作り,支えて来た歌手のひとりだ。デビュー何十周年という肩書だけの歌手が多いなか,彼女は今も現役だ。80年代,俺はジャズ以外は音楽ではないと思っていた。というか,自分にそう思い込ませていた。なので,こんな歌謡曲はステレオで聴くことは一切なかったが,トラックを転がしながら,ラジオから流れる彼女の曲を耳にし,馬鹿にしていたのだ。薄々,それは正しい判断ではないと感じながら。
そして40年が過ぎた今,ユーチューブで当時の映像と一緒に,当時の歌声を聴く機会が与えられ,その正しくない判断は是正されるのであった。ある基準では歌も上手いのだが,それ以上に雰囲気を持った,なんとも言えぬ魅力,今風に言うとカリスマかも知れないが,それほどまでにグイグイ押し出されるものではなく,ホンワカとにじみ出るような魅力に覆われている。
現代人が好んで喜んで使う「セクハラ」や「ディスり」という愛情のない非難の言葉を恐れず,愛情をもって正直に書くと,貧乳だし,よく見ると歯並びも悪いし,目の大きさもチンバだ。実際,デビュー前のオーディションでは,商品には不適当とのことで,写真審査で外見で落とされているとウィキに書いてあった。しかし,それに屈せず,全体から醸し出される可愛さの塊を掘り出して磨き続けたプロデューサーは流石だと思う。
今になって,若さという魅力に,ジジころがしされているのだろうか。が,当時の10代のオタク達はジジではなかったしなぁ。それに普通の女の子のファンも,男の子と同じくらい多かったしなぁ。
聖子ちゃん自身へのノスタルジーは全くない。80年代へのノスタルジーでもない。このユーチューブというタイムマシンで見せられる世界へのノスタルジックな思いがあるとすれば,80年代の彼女達と共に,同じ時の中に在った自分へのノスタルジーかも知れない。だが,思い出せる当時の自分の姿は既に霧の彼方に沈んでいる。自分の姿ではなく,当時の自分を取り巻く時代に対するノスタルジーなのだろうか。
大瀧詠一や財津和夫なども曲を書いているので,いい曲が多い。80年代は,曲も歌手も豊作な日本歌謡史の黄金時代と言えるぜ。40歳よりも若い人にとっては,知らない人だろうなw
1裸足の季節 1980 渡辺プロの音楽専門学校を出ているようだが,まだ歌が下手だが,1年もしないうちにドンドン上手くなっていくのが判る。曲名の前の数字はシングルのリリース順。
2青い珊瑚礁 1980
3風は秋色 1980
4チェリーブラッサム 1981 財津和夫
5夏の扉 1981 いとうあさこでもソーセージのオリジナルコマソンでもないのぜw
6白いパラソル 1981
7風立ちぬ 大瀧詠一・松本隆 1981
8赤いスイートピー 1982
9渚のバルコニー 1982
10小麦色のマーメイド 1982
ピーチ・シャーベット 1983
上と同じ曲。声質がスタジオと違って面白いが,動画は多分,ニコ動からの転載のようで,うるさいコメントが消せないので,ウインドーを下にスクロールしてコメントを隠して見るべし。
瑠璃色の地球 1986
瑠璃色の地球 動画付きバージョン(スタジオ・ライブ)
14SWEET MEMORIES 1983 これが俺の一番好きな曲だ。
おまけ
元祖カワイコぶりっ子を楽しむ動画。ウーマンリブ運動の中ピ連やフェミニストの面々からすれば,男に媚びるお下劣女以外の何者でもないだろうけど,可愛いものは可愛いのである。
このような価値があり他に例のないサブカルバラエティ番組を継続しないテレビに,もはや未来はない。自堕落な日本音楽界も衰退の一途をたどるだろう。ユーチューブでもいいので,俺は復活を切に希望するのだぜ。
で,タイトルと上記導入とは全く関係ないのがこれから始まる。まぁ,80年代という共通点はあるが。
松田聖子
1980年にデビューし,歌唱力を持ったアイドルとして,また元祖ぶりっ子として,良くも悪しくも日本歌謡界を作り,支えて来た歌手のひとりだ。デビュー何十周年という肩書だけの歌手が多いなか,彼女は今も現役だ。80年代,俺はジャズ以外は音楽ではないと思っていた。というか,自分にそう思い込ませていた。なので,こんな歌謡曲はステレオで聴くことは一切なかったが,トラックを転がしながら,ラジオから流れる彼女の曲を耳にし,馬鹿にしていたのだ。薄々,それは正しい判断ではないと感じながら。
そして40年が過ぎた今,ユーチューブで当時の映像と一緒に,当時の歌声を聴く機会が与えられ,その正しくない判断は是正されるのであった。ある基準では歌も上手いのだが,それ以上に雰囲気を持った,なんとも言えぬ魅力,今風に言うとカリスマかも知れないが,それほどまでにグイグイ押し出されるものではなく,ホンワカとにじみ出るような魅力に覆われている。
現代人が好んで喜んで使う「セクハラ」や「ディスり」という愛情のない非難の言葉を恐れず,愛情をもって正直に書くと,貧乳だし,よく見ると歯並びも悪いし,目の大きさもチンバだ。実際,デビュー前のオーディションでは,商品には不適当とのことで,写真審査で外見で落とされているとウィキに書いてあった。しかし,それに屈せず,全体から醸し出される可愛さの塊を掘り出して磨き続けたプロデューサーは流石だと思う。
今になって,若さという魅力に,ジジころがしされているのだろうか。が,当時の10代のオタク達はジジではなかったしなぁ。それに普通の女の子のファンも,男の子と同じくらい多かったしなぁ。
聖子ちゃん自身へのノスタルジーは全くない。80年代へのノスタルジーでもない。このユーチューブというタイムマシンで見せられる世界へのノスタルジックな思いがあるとすれば,80年代の彼女達と共に,同じ時の中に在った自分へのノスタルジーかも知れない。だが,思い出せる当時の自分の姿は既に霧の彼方に沈んでいる。自分の姿ではなく,当時の自分を取り巻く時代に対するノスタルジーなのだろうか。
大瀧詠一や財津和夫なども曲を書いているので,いい曲が多い。80年代は,曲も歌手も豊作な日本歌謡史の黄金時代と言えるぜ。40歳よりも若い人にとっては,知らない人だろうなw
1裸足の季節 1980 渡辺プロの音楽専門学校を出ているようだが,まだ歌が下手だが,1年もしないうちにドンドン上手くなっていくのが判る。曲名の前の数字はシングルのリリース順。
2青い珊瑚礁 1980
3風は秋色 1980
4チェリーブラッサム 1981 財津和夫
5夏の扉 1981 いとうあさこでもソーセージのオリジナルコマソンでもないのぜw
6白いパラソル 1981
7風立ちぬ 大瀧詠一・松本隆 1981
8赤いスイートピー 1982
9渚のバルコニー 1982
10小麦色のマーメイド 1982
ピーチ・シャーベット 1983
上と同じ曲。声質がスタジオと違って面白いが,動画は多分,ニコ動からの転載のようで,うるさいコメントが消せないので,ウインドーを下にスクロールしてコメントを隠して見るべし。
瑠璃色の地球 1986
瑠璃色の地球 動画付きバージョン(スタジオ・ライブ)
14SWEET MEMORIES 1983 これが俺の一番好きな曲だ。
おまけ
元祖カワイコぶりっ子を楽しむ動画。ウーマンリブ運動の中ピ連やフェミニストの面々からすれば,男に媚びるお下劣女以外の何者でもないだろうけど,可愛いものは可愛いのである。